0章:先に結論|城崎温泉 小林屋の本館と別館はどっちがいい?

城崎温泉「小林屋」の本館と別館、どちらを選ぶべきか迷っている方へ、最初に結論をお伝えします。
小林屋の本館がおすすめな人
- 2023年にリニューアルされたモダンでハイグレードな客室に泊まりたい人
- 登録有形文化財という歴史ある建築美や非日常空間を堪能したい人
- 温泉街の風情ある景色を部屋から眺めたい人
- 記念日や誕生日など、特別な旅行を計画しているカップルやご夫婦
小林屋の別館がおすすめな人
- 宿泊料金を抑えて、カニや但馬牛など食事のグレードを上げたい人
- 昔ながらの「日本の旅館」らしい落ち着いた和室で寛ぎたい人
- 階段移動を避けたい小さな子連れファミリーや年配の方(※別館1階客室が最適)
- リーズナブルに城崎温泉を楽しみたい一人旅の人
向かない人(小林屋全体)
- 館内に広大な大浴場や露天風呂を求めている人(※館内は3つの貸切風呂のみ。露天風呂は外湯巡りで楽しみます)
- 最新のホテル設備や防音性を重視する人(※木造建築のため、風情がある反面、足音などは響きやすいです)
- エレベーターが必須な人(※館内は階段移動が基本となります)
小林屋は、城崎温泉の中心「一の湯」のすぐそばに位置し、7つの外湯巡りに最も適した好立地のお宿です。
2023年のリニューアルにより、「本館」は洗練されたラグジュアリー空間へと生まれ変わり、「別館」は昔ながらの風情とコスパを両立した使い勝手の良い客室として棲み分けが明確になりました。
3秒でわかる違い表
| 比較項目 | 小林屋 本館 | 小林屋 別館 |
| 客室の雰囲気 | 和モダン・ラグジュアリー(2023年改装) | 昔ながらの落ち着いた和室 |
| 主な景観 | 温泉街、川沿い | 中庭など |
| 価格帯 | 高め(特別感重視) | お手頃(コスパ重視) |
| 階段移動 | 必須(木造3階建て) | 1階客室なら移動負担なし |
| 食事・貸切風呂 | 共通(同じものが利用可能) | 共通(同じものが利用可能) |
| おすすめ層 | カップル、記念日、夫婦 | 子連れ、一人旅、コスパ重視 |
迷ったらこう選ぶ!
**「せっかくの城崎温泉だから、とびきりお洒落で綺麗な部屋に泊まりたい」なら迷わず【本館】を、「部屋は寝るだけで十分。外湯巡りと食事にお金をかけたい」なら【別館】**を選べば間違いありません。
【即判断BOX】
- 価格帯の違い:本館は1名あたり約3万〜5万円台が中心。別館は1名あたり約2万〜3万円台から宿泊可能で、数千円〜1万円以上の差が出ます。
- 部屋の違い:本館は和紙のベッドルームや土壁を用いたハイグレード仕様。別館は7〜8畳の標準的な畳の和室です。
- 食事の違い:どちらに宿泊しても同じダイニングで、料理長自慢の創作会席や郷土料理をいただけます。プランにより食材が変わります。
- 温泉の違い:どちらの館に宿泊しても、館内にある3つの無料貸切風呂を自由に利用できます。
- 予約の向き不向き:記念日は本館一択。乳幼児連れや足腰に不安がある方は、階段移動がない別館1階客室が最も安心です。
小林屋 本館と別館の違いを一覧で比較
ここからは、本館と別館の具体的な違いを各項目ごとに詳しく比較していきます。
基本情報比較表
| 項目 | 小林屋 本館 | 小林屋 別館 |
| 建物の特徴 | 登録有形文化財(木造三階建て) | スタンダードな別棟 |
| 客室の仕様 | ペントハウススイート、和モダン客室 | 和室7〜8畳 |
| 定員 | 2名〜4名(部屋による) | 1名〜4名 |
| ベッド | ベッドルーム完備の部屋あり | 布団(和室) |
| 食事場所 | レストラン「ダイニング詩庵」 | レストラン「ダイニング詩庵」 |
| 貸切風呂 | 3ヶ所(予約不要・無料) | 3ヶ所(予約不要・無料) |
| Wi-Fi | 全室完備 | 全室完備 |
価格帯の比較
最も大きな違いの一つが宿泊料金です。
本館は2023年のリニューアルに多大なコストをかけており、城崎温泉の中でも上位クラスのラグジュアリーな価格設定となっています。カニのシーズン(冬季)は特に高価格帯になります。
一方、別館は昔ながらの設えを残しているため、本館に比べて非常にリーズナブルです。「小林屋の美味しい食事と貸切風呂、そして最高の立地」を低価格で享受できるため、コスパの高さでは別館が圧倒的に優位です。
客室タイプの比較
本館は、地方の窯元の茶器が置かれ、和紙や土壁を贅沢に使ったデザイナーズ空間です。窓を開ければ城崎名物の柳並木や川が見下ろせる「特等席」の部屋もあり、部屋にいるだけで城崎の情緒に浸れます。
別館は、シンプルで清潔感のある7〜8畳の和室です。中庭に面した部屋などが中心となり、華やかさこそありませんが、実家のようにゴロンと寝転がって寛げる安心感があります。
温泉・風呂の比較
温泉に関する条件は、本館も別館も全く同じです。
小林屋には大浴場はなく、3つの貸切風呂(内湯)が用意されています。15:00〜23:00、6:30〜9:00の間、空いていれば予約なしで何度でも無料で利用できます。どちらの館に宿泊しても、この貸切風呂は平等に利用可能です。
食事の比較
食事内容や提供場所についても、本館と別館で違いはありません。
どちらの宿泊客も、新設されたモダンなレストラン(ダイニング)で食事をとります。提供される料理は、宿泊する「プラン(カニすき、但馬牛、創作会席など)」によって変わるため、部屋のランクと食事の質は完全に切り離して考えることができます。
アクセス・立地の比較
どちらも同じ小林屋の敷地内にあり、城崎温泉駅から徒歩約7分、温泉街のど真ん中「一の湯」のすぐ隣という最高クラスの立地です。外湯巡りをするのに、これ以上便利な場所はなかなかありません。
子ども条件・年齢制限の比較
小林屋は子連れでの宿泊も歓迎しています。
ただし、本館は登録有形文化財の木造建築であり、構造上どうしても足音や声が下の階に響きやすくなっています。また、3階建てでエレベーターがないため、ベビーカーや小さな子どもを抱えての階段の昇り降りは負担になる場合があります。
その点、**別館の1階客室(119号室・120号室など)**を指定すれば、階段移動がなく、下への音漏れを気にする必要もないため、子連れファミリーには圧倒的に別館が使いやすいと言えます。
部屋で選ぶならどっちが合う?

客室の用途や重視するポイントによって、どちらが適しているかを整理します。
客室露天風呂を重視する人
小林屋には、本館・別館ともに客室露天風呂を備えた部屋はありません。
プライベートな入浴を楽しみたい場合は、館内にある3つの無料貸切風呂を利用することになります。もし「どうしても客室に露天風呂がないと嫌だ」という場合は、別の旅館を検討する必要がありますが、城崎温泉は「外湯めぐり」がメインの文化であるため、立地の良い小林屋を拠点に外の露天風呂を楽しむのが最もスマートな過ごし方です。
記念日向きの部屋を探している人
絶対に「本館」をおすすめします。
本館のペントハウススイートなど、和紙に包まれた美しいベッドルームや洗練された家具が配置された空間は、特別な日のお祝いにふさわしい特別感があります。窓からの景色も素晴らしく、パートナーの満足度を確実に引き上げてくれる空間です。
一人でも泊まりやすい部屋を探している人
「別館」が適しています。
別館の7〜8畳の和室は、一人旅の受け入れプランが豊富に設定されています。城崎温泉は一人旅の予約を受け付けていない宿も多い中、好立地で貸切風呂も使える別館は、一人で気兼ねなく温泉街を満喫するのにベストな選択肢です。
子連れでも使いやすい部屋を探している人
「別館の1階客室」が最も安心です。
先述の通り、木造旅館は音に気を遣う場面が多いですが、別館1階であれば下の階を気にするストレスから解放されます。段差や階段移動もないため、大荷物を持ったファミリーには別館の1階を強くおすすめします。
温泉で選ぶならどっちが満足しやすい?

大浴場・露天風呂の違い
本館と別館で温泉設備に違いはありません。
小林屋には大浴場と露天風呂が館内にありません。これは城崎温泉が「街全体が一つの宿」という理念を持っており、宿泊客は浴衣を着て下駄を鳴らしながら、外にある7つの共同浴場(外湯)を巡るのが基本スタイルだからです。
小林屋は外湯の代表格「一の湯」のすぐ真横にあるため、実質的に「一の湯」を大浴場のように使えるほどの好立地です。
貸切風呂の違い
本館・別館ともに、館内の3つの無料貸切風呂を利用できます。
2023年のリニューアルで綺麗に整えられた内装の異なる3つの内湯は、「空いていれば中から鍵をかけて使う」という予約不要の気軽なスタイルです。他のお客さんを気にせず、家族やカップルでゆっくりお湯に浸かれると非常に評判が良いです。
部屋風呂の違い
本館の一部ハイグレード客室を除き、基本的に客室にはシャワーブースやユニットバスがない部屋が多いです(トイレ・洗面は完備)。お風呂は貸切風呂か外湯を利用することになります。
温泉重視ならどちらが向くか
温泉の利用条件は両館で全く同じであるため、**「温泉街(外湯)へのアクセスのしやすさ」**で言えばどちらを選んでも大満足できます。
食事で選ぶならどっちが合う?

夕食の満足度で比較
小林屋の夕食は、山陰の豊かな海の幸や但馬牛を使った創作会席が基本です。冬の時期には、身がぎっしり詰まった松葉ガニのコースが大人気となります。
食事の満足度は「本館か別館か」ではなく、**「どの食事プランを予約するか」**に依存します。別館に宿泊して浮いた予算で、カニの杯数を増やしたり、但馬牛のしゃぶしゃぶコースにグレードアップしたりするのも賢い選び方です。
朝食の満足度で比較
朝食も本館・別館の区別なく、同じ内容が提供されます。
地元の新鮮な食材を使った和定食や、釜炊きご飯など、一日の活力を生み出す丁寧な朝食をいただけます。
個室食・部屋食・レストラン食の違い
小林屋では、部屋食は行っておらず、2023年に新設されたお洒落なダイニングレストラン「詩庵(CYAN)」での食事となります。オープンキッチンや洗練されたテーブル席で、出来立ての温かい料理を最高の状態で味わうことができます。
食事重視ならどちらが向くか
食事目当てで小林屋を選ぶなら、**「別館の安い部屋を予約して、一番豪華な食事プランを選ぶ」**という戦略がコスパ最強です。もちろん、空間全体の上質さを求めるなら本館+豪華プランの組み合わせが最高峰となります。
口コミ・評判から見る違い
宿泊者のレビューから、それぞれの館のリアルな評価傾向を整理します。
小林屋 本館で高く評価されやすい点
- 「リニューアルされた部屋がとにかくお洒落で、どこを撮っても絵になる」
- 「文化財の古い良さを残しつつ、水回りなどは最新で快適だった」
- 「部屋の窓から見える柳並木と温泉街の景色が最高だった」
小林屋 別館で高く評価されやすい点
- 「この立地とこの食事内容で、この価格帯で泊まれるのはコスパが良すぎる」
- 「昔ながらの和室で、かえって落ち着けた」
- 「1階の部屋だったので、移動がとても楽だった」
共通して満足されやすいポイント
- 立地:「一の湯」の隣で、他の外湯へ行くにも中心地なのでどこへでも行きやすい。
- 貸切風呂:無料で3ヶ所もあり、予約制ではないので空いた時間にサッと入れて便利。
- 食事:新しく綺麗なダイニングでの食事が美味しく、スタッフの接客も丁寧。
注意点として見られやすいポイント
- 音の響き:木造建築のため、「上の階の足音や、廊下を歩く声が聞こえやすかった」という声があります。音に敏感な方は耳栓を持参するか、静かな環境を求める方には不向きです。
- 階段:エレベーターがないため、本館の2階や3階への移動は足腰の悪い方には厳しいという意見が見られます。
ターゲット別に見るおすすめ
カップルならどっちが向く?
【本館】がおすすめです。
2023年に生まれ変わった洗練された空間は、二人の時間をよりロマンチックに演出してくれます。外湯めぐり用の可愛い浴衣を着て、雰囲気の良い部屋で写真を撮るなら絶対に本館です。
子連れならどっちが向く?
【別館(特に1階)】がおすすめです。
高級感のある本館は、子どもが障子を破らないか、備品を壊さないか、音で迷惑をかけないかと親が気を遣って疲れてしまう可能性があります。別館の和室であれば、適度な安心感があり、1階なら足音の心配も階段の危険もありません。
一人旅ならどっちが向く?
【別館】がおすすめです。
一人旅でラグジュアリーな本館の広い部屋を持て余すよりは、別館のコンパクトな和室でリーズナブルに滞在し、外湯巡りと美味しい地酒・食事に予算を全振りする方が満足度が高くなります。
夫婦・大人旅ならどっちが向く?
目的によります。
「久しぶりの夫婦旅行で少し贅沢をしたい」なら本館。「何度も城崎に来ていて、宿はシンプルで美味しいものが食べられれば良い」というリピーター志向なら別館がしっくりきます。
記念日旅行ならどっちが向く?
迷わず【本館】です。
誕生日や結婚記念日のお祝いで別館を選ぶと、少し「普通の旅館」感が強くなってしまいます。特別な日には、非日常を味わえる本館のスイートなどを選んで、最高の思い出を作りましょう。
料金・プランで見るとどっちがお得?
平日と休前日の価格差
城崎温泉は人気の観光地であり、特に11月〜3月のカニシーズンは平日でも価格が高騰します。週末(休前日)はさらに跳ね上がるため、日程の調整がつくなら平日の宿泊が圧倒的にお得です。
早割・直前割の使いやすさ
本館の部屋数は少なく、人気が高いため、カニのシーズンや大型連休は数ヶ月前から予約で埋まってしまいます。別館のプランも含め、旅行の予定が決まったら「早めの予約」が鉄則です。
コスパ重視ならどちらが向くか
コスパを最優先するなら、間違いなく**【別館】**です。
本館と数千円〜1万円以上の差額が出ますが、受けられるサービス(立地、食事、無料貸切風呂)の質は同じです。「部屋の内装と景観」へのこだわりを捨てられるなら、別館は城崎温泉全体で見ても非常にコストパフォーマンスに優れた選択です。
高くても満足しやすいのはどちらか
**【本館】**です。
価格は張りますが、登録有形文化財という歴史的価値と、最新の和モダンデザインが融合した空間は、他の旅館では味わえない唯一無二の体験です。金額以上の「記憶に残る滞在」を約束してくれます。
予約前に知っておきたい注意点
向いていない人はどんな人か
「大型リゾートホテルのような、完璧な防音性と近代的な設備」を求める人には、小林屋(特に本館)は向いていません。木造建築特有の「ギシギシという木のきしみ」や「周囲の生活音」を、歴史ある旅館の「味」として楽しめない方にはストレスになる可能性があります。
予約前に確認したいポイント
館内には大浴場がありません。温泉は「館内の貸切風呂」か「外湯めぐり」になります。「広い大浴場に朝晩何度も入りたい」という方は、外湯の営業時間を把握しておく必要があります。
アクセスや送迎で見落としやすい点
城崎温泉駅から宿までは徒歩7分程度ですが、14時〜18時の間であれば、城崎温泉旅館組合が運行している無料の送迎バス(乗り合い)が利用できます。駅前にいるスタッフに「小林屋まで」と伝えれば乗車可能です。
子ども条件・チェックイン条件の注意点
添い寝の幼児などの受け入れ条件はプランによって異なります。特に本館のハイグレード客室は、大人の空間を重視しているため、プランによっては年齢制限が設けられている場合があります。予約時に必ず「子ども受け入れ可能」なプランか確認してください。
結論|小林屋の本館と別館で迷ったらこう選ぶ
最後までお読みいただきありがとうございます。
城崎温泉「小林屋」の本館と別館の違いを整理してきましたが、最終的な判断の基準は以下の通りです。
■ 妥協のない非日常と、ラグジュアリーな空間を求めるなら【本館】
- カップルの記念日や、ちょっと贅沢な大人旅に最適。
- 登録有形文化財の趣と最新デザインの融合は、ここでしか味わえない感動があります。
- 温泉街を見下ろす景色は、城崎らしさを存分に感じられます。
■ 宿の雰囲気より、食事や立地の実用性とコスパを取るなら【別館】
- 子連れファミリーや、一人旅、予算重視の旅行に最適。
- 音や階段の心配がない1階客室は、ストレスフリーで過ごせます。
- 浮いた予算で、カニや但馬牛などの豪華な食事プランにアップグレードするのが賢い使い方です。
どちらの館を選んでも、城崎温泉の中心である「一の湯」の隣という最高の立地と、美味しい食事、そして3つの無料貸切風呂を満喫できることに変わりはありません。
あなたの旅行の目的(誰と行くか、何を重視するか)に合わせて選べば、絶対に失敗することはありません。
城崎温泉のカニシーズンや週末は、人気の宿からあっという間に満室になってしまいます。小林屋は特に立地が良いため、部屋数が少ない本館からすぐに予約が埋まる傾向にあります。
どちらにするか候補が絞れたら、希望の日程が埋まってしまう前に、料金と空室だけでも先に確認しておくと安心です。
\人気のため早めのチェックがおすすめ/